こんにちは、いなか鉄工です
最近は現場が忙しく、なかなかブログを書けていませんでした(←言い訳^^;)
書きたくてうずうずしていたので楽しんで書いていきたいと思います
今回は、下の写真のような天井に取り付けるタイプのランドリーバー 懸垂バーを5本作成しました
複数本取り付ければ、雲梯としても使えます

これが完成品の写真ですが、製作工程を詳しく載せていきます
設計・作図
まず、幅・高さ 使用する材料などの検討を行いました
使用したパイプは20A(27.2φ) 幅はパイプ芯~芯850 全長950 全高200 としました
*寸法はすべてmm

↑のようにJWCADを使って作図していきます
天井に取り付けるためのベースは厚さ6mm 100×100 とし
4か所にビス孔 1ヵ所仮止めのビス孔をあけました

型紙作成

↑のようにベースプレートの原寸(1:1の図面)を作成し型紙用の紙に印刷し
鉄板を加工していきます
6mm鉄板を100×100サイズに加工したら↑の写真のように型紙を上に挟み
孔をあける箇所やパイプを付ける箇所がわかるようにハンマーとセンターポンチを使って打刻します
ホームセンターに売っている安価なもので構いません
楽天でも販売されていたので載せておきます
孔あけ
続いて、工場の機械で先ほど加工したベースプレートに孔をあけていきます

↑の写真のように鉄板をポンチと臼の間に入れて 先ほど打刻した跡に孔をあけます


↑孔あけ加工後の鉄板です
取付穴8φ×4か所 仮止め孔6φ×1ヵ所 20Aのパイプ取付位置の加工が完了しました(^^
パイプ切断
続いて、20A(27.2φ)のパイプを切断していきます

↑のような糸鋸を使用して、45°の角度で切断していきます


↑うまく切れました(^^♪ 糸鋸は高速切断機などと比較して切り口がきれいに切れますね◎
原寸を書く
次に、原寸(1:1スケール)を鉄板に書いていきます できるだけ水平な場所に書きます
*水平な場所で組まないと歪んだりするので水平な場所が好ましいです

↑のような水平な鉄板に、石筆や白液を使用して原寸を書いていきます

石筆などで線を書き終わったらパイプを固定するためにL形鋼(アングル)などで
当て物をつくり鉄板に軽く溶接しておきます

↑のようにL形鋼とパイプをシャコ万力で固定します
溶接して仕上げる
いよいよ、仕上の工程に入ります
パイプ同士、パイプとベースを仮付けし
万力を外してからしっかりと溶接していきます

溶接完了後はスパッタなどの不純物などが付着していたりするのでグラインダーで仕上げていきます


仕上塗装
グラインダーできれいにしたら最後に、仕上のペンキを塗ったら完成です
今回は、かっこよく仕上げたかったので艶消しブラックを選びました
↑のようなスプレーを使用して塗っていきます

一回だとなかなかきれいに色がつかないので
スプレーで塗る→扇風機などを使って乾かすという工程を何回か繰り返します


何回か塗っていくときれいな黒色になっていきました(^^)


きれいに仕上げることができました(‘ω’)ノ
販売します
我ながら非常に上手く作成できたのでネットショップなどで販売してみようと思います
メルカリなどで同じような商品が13.000円で売れていたので12.000円で出してみます
このブログを見ていただいた方は「ブログ見ました」と言っていただければ
送料別ですが10.000円でお譲りできますのでご連絡ください
*複数個希望される方は多少お値引きできますのでご相談ください(^^)
ご自宅に設置したい方や 施主様がランドリーバーや雲梯を探しているハウスメーカー・住宅会社様
からのご連絡お待ちしております
まとめ
以上で、今回の記事を終わります
自分でランドリーバーや雲梯などを作ってみたいという方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
自分で作るのは無理!と思われる方はご相談いただけると喜びます
購入して頂けるのはもちろんうれしいですが、この材料の加工の仕方がわからないとか
鉄に関する疑問などあればお気軽にご連絡ください
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました(^^)
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